穂別高で特別支援教育研修会 課題や授業の工夫共有 むかわ

穂別高で特別支援教育研修会 課題や授業の工夫共有 むかわ
高校における特別支援について考えた校内研修会(提供)

 むかわ町の穂別高校(小野達彦校長)でこのほど、「高校における特別支援教育」をテーマにした教職員ら対象の校内研修会が開かれた。胆振教育局義務教育指導班で特別支援教育スーパーバイザーの伹田寛和主任指導主事を講師に迎え、道内における特別支援教育の現状と課題などについて認識を深めた。

 同校教職員のほか、町教育委員会の職員が参加。伹田主任指導主事は、道内における特別支援教育の現状と課題や要支援者の状況、個別支援計画の作成、通常学級で必要とされる合理的配慮などについて説明した。

 この後、発達障害のある児童生徒の理解の方法について、基本的・具体的な対応を演習。参加者は「生徒に手厚い指導を施したつもりが、就職してから社会生活不適応となることがあると知って考えさせられた」「保護者との接し方や授業の中での工夫・アイデアについて学ぶことができた」と振り返った。

 同校の長尾勝恵教頭は「本校生徒の約半数は寮生であり、何らかの特別な支援を必要としている。ご教示いただいた内容をすぐにでも現場で生かしていきたい」と話していた。

 同校は今年度、穂別小学校、穂別中学校と共に同教育局による特別支援教育総合推進事業「発達障がい支援成果普及事業」推進校の指定を受けている。

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