新ひだか町企画課主催の「アイヌ文化講座」がこのほど、町内静内真歌のシャクシャイン記念館で開かれた。12人が参加し、アイヌの伝統文化を学んだ。
講座は、アイヌ文化普及啓発事業の一環。アイヌ協会の菅原勝吉民族文化専門員が講師となり、「イタク(話す)」「リムセ(踊る)」「イペ(食べる)」と題して講話した。
「イタク」では、頭(パケ、サパ)、顔(ナン)など体の呼び方を学んだ。「リムセ(踊る)」では、ビデオ鑑賞を通して、現在アイヌ協会に伝承されている古式舞踊の元になっている数々の歴史を紹介した。
菅原専門員は「古式舞踊で歌われている発音やリズムの伝承が難しく、変化してしまっているのが残念」と語った。
「イペでは、アイヌの法要祭で食べられるメンクルチサッスイエプ(いなきびご飯)、チェプオハウ(サケの汁物)、マチェプ(焼き魚)を味わった。
町内から参加した女性は「アイヌ語に触れてみたいと思っていた。古式舞踊も鑑賞できてよかった。難しいと思うが、オリジナルを伝承してほしいですね」と話していた。

















