苫小牧市教育委員会は4日、市内の学校給食で2022年4月からアレルギー対応食の提供品目を拡大するため、来年6月までに追加品目の方針を固めることを明らかにした。
同日の市議会定例会で、山谷芳則氏(新緑)の一般質問に答えた。
市教委によると、給食のアレルギー対応で代替食にしているのは鶏卵のみ。現在は柳町の第1学校給食共同調理場が50人分の代替食に対応する機能を持っており、今年度は希望のあった児童生徒20人分を調理している。また、現在のぞみ町で稼働している第2学校給食共同調理場が、22年1月までに美原町へ新築移転する計画で、100食分のアレルギー対応食を調理できる機能を確保することから、対応品目の拡大を検討している。
市教委が今年度、保護者向けに実施した児童生徒の食物アレルギーに関するアンケート調査では、約600人が何らかの食物アレルギーを持っていると回答。症例数や重篤度から表示義務のある「特定原材料」のアレルギーは約370人が該当していた。多かったのは卵、乳、エビ、カニ、落花生、そば、小麦の順だったという。
この調査結果などを踏まえた品目拡大の方針については、食物アレルギー対応検討委員会の意見も確認しながら教育委員会で最終決定する意向。21年6月には市議会にも報告するという。保護者への周知は同年7月から始め、面談などを経て対応を決める。品目を拡大したアレルギー対応食の提供は第2調理場完成以降の同年4月から始める計画とした。
















