来月下旬に開幕する千歳・支笏湖氷濤まつりに向け、支笏湖まつり実行委員会(福士國治委員長)による会場設営が千歳市の支笏湖温泉第5駐車場で着々と進んでいる。大小約30基の氷像の骨組みは、4日までに9割程度が完成した。
同湖での冬の観光を盛り上げるために地元有志が企画したイベント。昼間は「支笏湖ブルー」と呼ばれる澄み切った青色の氷像、夜は青や緑、赤など色とりどりにライトアップされる氷像が幻想的な空間を演出し、多くの観光客を楽しませてきた。
43回目となる今回は新型コロナウイルスの流行下で開催が危ぶまれたが、地域に根差した文化、40年以上培ってきた氷像の制作技術継承のため開催を決めた。会期は2021年1月29日~2月23日。
3密(密閉、密集、密接)が予想される「苔(こけ)の洞門」や「氷の水族館」といったトンネル型の氷像、子ども向けの滑り台、リンクなどの製作は取りやめた。飲食を提供するブースや休憩所の開設も見合わせるなど感染防止を徹底させる。
支笏湖畔の会場では高校生を含む地元スタッフ13人が11月中旬から、鉄パイプや丸太を金具、針金で固定した骨組みを製作。作業は大詰めで、完成形をイメージしながら仕上げていた。
今回は初の試みとして、支笏湖や樽前山などの周辺環境を表現した縦横約15メートルのジオラマ型の氷像、幅20メートル、高さ9メートルの巨大な氷壁などを作る。例年人気の高さ10メートル超の「ブルータワー」は今回5本建てる。
「これまでとは違う世界観の氷像が並ぶ。見応え十分なものを準備している」と実行委・会場制作管理部の小林典幸部長。骨組み完成後は、氷が付着しやすいよう骨組みに魚網や木の枝を張り付ける作業に入る。今月下旬からは散水を開始し氷像制作に取り掛かる予定。
















