元気号路線延伸14日に再協議 白老町議会総文常任委

元気号路線延伸14日に再協議 白老町議会総文常任委

 白老町議会総務文教常任委員会(吉谷一孝委員長)は8日、11月の定例会で付託された「元気号路線延伸(登別市)の陳情」について審査した。町が運営する地域循環バス「元気号」の路線を登別市まで延伸するよう虎杖浜・竹浦両地区の町内会連合会から提出された陳情で、参考人として出席した両連合町内会の会長が住民の交通利便性を高めるため実現を求めた。

 参考人は、虎杖浜町内会連合会の桔梗原安雄会長と竹浦地区町内会連合会の高橋征治会長。両地区は登別市と近く、住民が日常的に同市の医療機関や商店などを利用している現状を背景に、「高齢化で車を手放した住民の交通利便性の向上を図るためにも、元気号の路線を登別市まで延ばしてほしい」と訴えた。

 委員会は陳情審査の議論を深めるため、14日に再度協議する。

 白老町に隣接する登別市登別東町地域にはJR登別駅やスーパー、生活用品店、飲食店など利便施設が立地。4月にはJCHO(独立行政法人地域医療機能推進機構)登別病院が登別温泉町から登別東町へ移転し開業した。8月には室蘭信用金庫虎杖浜支店が業務効率化を理由に同じく登別東町へ移ったこともあり、虎杖浜・竹浦住民の間でバス路線延伸のニーズがより高まっている。

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