特養 追分陽光苑 下旬に再開へ

特養 追分陽光苑 下旬に再開へ
外観がお目見えした「追分陽光苑」

 2018年9月に発生した胆振東部地震で旧建物が被災し、安平町追分地区で移転改築している特別養護老人ホーム「追分陽光苑」(追分青葉1)が、このほど完成した。町によると、現在追分白樺の福祉仮設住宅で暮らしている23人は年内に引っ越しを行い、今月24日から新たな施設で運営を再開する方向で調整している。

 追分陽光苑は震災前まで追分花園にあったが、一昨年の地震で地盤沈下や敷地内で地割れが発生。ボイラーや浄化槽が損傷するなど大きな被害が出たため、当時の入居者はその後、福祉仮設住宅での生活を強いられていた。

 新しい施設は、JR追分駅近くの町有地に建てられ、敷地面積約5500平方メートル。鉄筋コンクリート造りの2階建てで、延べ床面積は約2700平方メートル。計36部屋を用意するほか、ホールなども備えている。4月1日に着工し、11月末に完成した。

 町によると、施設を管理する「社会福祉法人追分あけぼの会」が主導し、工事完了検査が終了する16日から備品の搬入、地域住民対象の見学会などを予定。現在23人が福祉仮設住宅に入居しており、使用期限となる26日までに引っ越しを行う。町健康福祉課は「これで施設利用者も職員も安心して過ごすことができるのでは」と話している。

関連記事

最新記事

ランキング

一覧を見る

紙面ビューワー

紙面ビューワー画面

レッドイーグルス

一覧を見る