厚真町議会定例会は10日開会し、一般質問が行われた。町は2018年9月の胆振東部地震後では初めて、津波を想定した大規模訓練を来年秋に予定していることを明らかにした。
橋本豊氏の質問に答えた。町によると、津波が来た想定で避難所設営や炊き出しを行い、住民自身に実際の避難を体験してもらう。また訓練を通じて、自主防災組織の中に町内に50人ほどいる道認定の地域防災マスターが加わることで、住民との橋渡し役になってもらうことなども期待しているという。
このほか伊藤富志夫氏は、災害復旧工事など町内で公共工事に当たる事業者に対する新型コロナウイルス感染症対策について質問。事業者に対し、町は独自にPCR検査を指示しているほか、町民と関わる際のマスク着用の励行や手指消毒、3密(密閉、密集、密接)を避ける行動を呼び掛けていることを明らかにした。宮坂尚市朗町長は「住民の皆さんに不安を与えないように努力、徹底していく」と理解を求めた。
議案審議では、防災無線整備工事の請負契約など8件を原案通り可決した。

















