安平町の追分中学校(中村浩士校長)で11日、「こころの授業」が開かれた。同校スクールカウンセラーの田中美佳子さんが講師を務め、ストレスとの向き合い方や対処法などについて学んだ。
田中さんは日常生活において、「適度なストレスはやる気や集中力を高めてくれることがある。それを乗り越えることで成長している」と説明。ただ、ストレスが大きかったり、長期化したりすることで心や体に影響を及ぼすことを指摘した。
これらを踏まえながら、深呼吸や趣味に没頭するなど手軽にできるストレス対処法の事例を紹介。「でも、一番は身近にいる信頼できる大人に話すこと。少なくても3人の大人に話してみて、あなたの気持ちを真剣に受け止めてくれる人こそが信頼できる人」と助言し、「一人で悩みを抱え込まず、苦しい時には助けを求めて。相談することは恥ずかしいことではないから」と呼び掛けた。
授業は学年ごとに行われ、2年生の吉本隼斗さん(14)は「ストレスと向き合うのは結構大変だと改めて感じた。鼻から息を吸って、いったん止めてから吐く―深呼吸を実践してみようと思う」と話していた。
















