厚真町議会定例会 議案5件可決 今年度一般会計 総額約145億円に

厚真町議会定例会 議案5件可決 今年度一般会計 総額約145億円に

 厚真町議会定例会は11日、本会議を続開し、2020年度一般会計補正予算案など議案5件を原案通り可決して閉会した。同補正予算には、役場新庁舎建設に伴う周辺整備の基本構想策定や、町内全域の光ファイバー網整備などに掛かる事業経費を計上した。

 老朽化が著しい現庁舎を含めた周辺施設の再編整備について、現庁舎の現状と課題、改築の必要性、新庁舎の基本理念や基本方針、建設場所、工程スケジュール―など、事業全体の構想をまとめる。町によると、すでに復旧復興担当理事、防災担当理事、課長職らで構成する検討委員会が5月から協議を開始。計画策定プロジェクトチームも11月に設置し、準備を進めている。これらに掛かる費用として、町は基本構想策定委託費や道内自治体先進地の視察などとして950万円を計上した。

 光ファイバー網整備事業では、新型コロナウイルス感染症への対応を図るため、国の高度無線環境整備推進事業を活用して、町内全域に高速ブロードバンド環境を構築する。事業費は約3億4300万円で、このうち1億3500万円を地方創生臨時交付金で賄う。

 このほか、移住促進を狙った子育て支援住宅の建設、胆振東部地震で被災した林道の復旧などの費用を盛り込み、今年度の一般会計は歳入歳出に約13億6000万円を追加し、総額約145億円となった。

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