今冬も少雪続く苫小牧 小売店は冬物の販売不調、除雪業者への影響懸念

今冬も少雪続く苫小牧 小売店は冬物の販売不調、除雪業者への影響懸念
積雪の歩道を歩く市民=19日午前8時25分ごろ、苫小牧市役所付近

 昨年に続いて今冬も少雪傾向となっている苫小牧地方。19日朝は若干の積雪が確認されたが、市民からは「生活しやすい」との声が上がる。一方で除雪業者の出動機会はない状態が続いており、一部の小売店は冬物衣料の売れ行きが伸びず戸惑いが出始めている。

 室蘭地方気象台によると、苫小牧の12月の降雪量は平年値で27センチ、同積雪量は13センチ。昨年は積雪6センチで、今年は観測データ上ではまだゼロだが、19日朝の市内は少し雪が積もった。

 苫小牧市道路管理事務所によると、市は外部業者に委託して除雪車173台を確保。昨年12月は8回稼働したが、今年はまだ出動機会がない。市は積雪時に対応するため、各業者に委託保証料を支払って車両を確保しているが、除雪車64台を管理する苫小牧重機土木協同組合の藤田俊一理事長は「除雪業務がないと困る業者も多い」とし、収入への影響を懸念する。

 コメリパワー苫小牧西店(明徳町)では、建設現場用の木材や工具などの引き合いが続いている。雪がなく、工事が続けられるためで売り上げも前年同期比で10%増。その半面、雪道用の長靴は50%減と低調で担当者は「冬物が売れにくい状況が続いている」と語る。

 市消防本部によると、市内で路面凍結などによる歩行者の転倒事故は18日現在でゼロ。ただ、今後の降雪や気温低下で道路が凍結しやすくなるとし、「路面状況に応じた靴でゆっくり歩いて」と呼び掛ける。

 室蘭地方気象台によると、現在の少雪は冬型の気圧配置で日本海側の雪雲が苫小牧地方に流れ込まないため。今後1カ月の予報でも道内の太平洋側は平年に比べて晴れた日が多いとしている。

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