新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、年明け以降も市内の催しの中止決定が相次いでいる。2月の「とまこまいスケートまつり」は既に中止が決まっていたが、道の集中対策期間が来年1月15日まで延長されたことで、さらに苦渋の決断を迫られる主催者が増えた。市は引き続きリスクを避けるよう粘り強く市民に呼び掛ける。
市消防本部は1月8日に市消防訓練センターで行う予定だった消防出初式の中止を決めた。当初は感染防止対策を徹底した上で、規模を縮小して実施する方向だったが、集中対策期間の延長で今月11日、中止を決めた。出初め式は1894年ごろから行われていたとされ、同本部総務課は「平成以降、中止は聞いたことがない」と説明する。
市工業・雇用振興課は、1月23日に苫小牧地域職業訓練センターで行う予定だった市民技能体験教室「内装」を中止した。集中対策期間ではないが、15日以降も感染動向を見極める必要があるとして、今月16日に決断した。同日、事前申込者約10人に電話で中止を伝えた。同教室は1987年にスタート。2月に「日曜大工」、3月に「左官」を予定しているが、「今後の状況に応じて変更する可能性がある」という。
苫小牧地区技能士協会は、3月7日に同センターと道立苫小牧高等技術専門学院を会場に開催予定だった「第40回技能祭」の中止を決めた。例年、市民など4000~4500人が来場し、同協会加盟の技能士の技術を堪能する場だが、コロナ禍で2年連続の中止となった。同協会は「集中対策期間以降も見通しが付かない。感染を防ぐ措置が難しい」と肩を落とす。
市新型コロナウイルス感染症対策本部は「予防が難しい場合、主催者の判断で中止するのはやむを得ない」と指摘。担当者は、国の緊急事態宣言が出た春先よりも大きな第3波の状況に触れ、「マスクの着用や手指消毒を改めて徹底してほしい」と訴えた。
















