野鳥の撮影を趣味にしているアマチュア写真家の佐藤勇さん(87)=苫小牧市沼ノ端中央=が、厚真町の田園地帯で国の特別天然記念物のタンチョウとエゾシカが近接する様子を撮影した。佐藤さんは偶然訪れた一瞬に出合えたことに「うれしい」と話している。
佐藤さんは写真歴約20年。週3回ほどウトナイ湖やむかわ町、平取町などに出掛け、自然界に生きるフクロウやワシの様子を撮っている。今月15日にむかわ町方面に向かっていた際、遠方にタンチョウを見つけ、すかさず望遠レンズを向けた。ペアで羽を休めているところに、エゾシカの群れが登場。佐藤さんは「タンチョウのつがいだけでも珍しいのにエゾシカとの遭遇にも立ち会えた」と何度もシャッターを切ったという。
タンチョウは明治期には一時絶滅したと考えられていたが、大正時代に釧路管内で見つかり、保護活動が続く。苫小牧市内でも2013年ごろから勇払原野の弁天沼周辺で目撃されている。近年は苫小牧市周辺でも定着が進んでいるが、警戒心が強いことから「遠くから静かに見守りたい」と佐藤さんは話している。
















