今月上旬、むかわ町の模擬議会を取材した。提案者は地元の鵡川高生。町議役を担った町職員との質疑を含め、熱の込もったやりとりを繰り広げた。最初はぎこちなさも見せながら、徐々に場の雰囲気に慣れたのか、終盤は堂々としていた。「(高校生が)こんなにできるんだ」と深く感心させられた。
説明員を担当した1年生は、質問に対し自分の言葉でしっかりと思いを伝えたというが、「うまく言えるか不安だった」と振り返る。会議を終えた後、町議役を務めた町職員から「よかったよ」と声を掛けられ、「ここまでやってきてよかった」と表情を和らげた姿が印象的だった。
胆振東部3町の小中高校を回っているが、各学校で独自に新たな取り組みが活発化している。専門的な大人が見れば粗削りかもしれないが、そこに子どもたちが持つ未知の可能性を感じる。その姿を見て、近い将来、地域を背負って立つ人材になってくれれば―と期待せずにはいられない。(石)
















