新型コロナウイルスの影響が長期化し、苫小牧市中心部の飲食店経営者を苦しめている。忘年会シーズンの12月も会食や密集が敬遠され、キャンセルが発生している。有志が21日、市に要望書を提出して窮状を訴えた。
市役所を訪れたのは、スナックすずらん(錦町)の齋藤美奈子店主とおかずバルワンズキッチン(同)の齊藤ルミ店主、苫小牧社交飲食店組合の高橋憲司顧問。要望事項は▽飲食店事業者に対する財政支援▽小規模飲食店などの開店支援やバックアップ▽錦町と大町エリアの活性化事業などの側面支援。
有志らが17日から19日にかけ、要望に賛同する飲食店を募ったところ、居酒屋やスナック、バーなど193店が同意を表明した。店によっては前年同月比の8割も売り上げが減少し、小規模店では風評被害で閉店した店もあるという。
市や道、国で補助金など支援策を用意しているが、組合に加盟していない店舗に情報が伝わらない課題も残る。齋藤店主は「普段知らない店から連絡もあった。みんな悲鳴を上げている。夜の街を見てほしい」と訴えた。
高橋顧問は「感染防止対策を徹底していることを発信するしかない。市はスピード感のある対応をしてほしい」と要請し、齊藤店主は「複数の店舗を経営する同業者の中には、支援金を使い切り、12月に耐えられるか分からない人もいる」と現状を説明した。
要望書を受け取った岩倉博文市長は「国の助成に上乗せする形がいいのか、いろいろ考えている」と話し、国の補正予算の内容を見極めた上で対応を検討する方針を示した。
















