苫市社協「おうちで楽しめーる便」 地域に定着、累計発行3万5千部

苫市社協「おうちで楽しめーる便」 地域に定着、累計発行3万5千部
楽しめーる便の製本作業に取り組む職員

 苫小牧市社会福祉協議会が発行している簡単な体操や脳トレ情報の冊子「おうちで楽しめーる便」が好評で、市内の見守りや地域活動に活用されている。5月から毎月発行し、今月までに累計約3万5000部となるなど、住民の「コロナ禍の手引き」として定着している。担当者は「近郊の団体や道外の社協からも問い合わせがある」と反響ぶりを語る。

 冊子発行は新型コロナウイルスの流行に伴い、高齢者の外出機会が減少していることを受け、筋力や認知機能の低下を懸念して始めた。地域活動の制限に伴う孤独化を防ごうと、職員が町内会や老人クラブ、ふれあいサロンなどへ届けている。5月の発行当初は3500部だったが、6月4050部、7月4500部と徐々に増刷してきた。脳トレや自宅でできる簡単な体操、感染予防に関する情報などを盛り込み、問題の難易度も踏まえて工夫を凝らしている。同社協のホームページからダウンロードすることも可能だ。

 各地域ではさまざまな形で利用されている。市内の老人クラブ日吉町明和会では毎月開くふれあいサロンで会員同士の親睦などに活用。第八区老人クラブでも、会報と一緒に会員の自宅へ届けており、菅原雅夫会長は「冊子を楽しみに待っている会員も多く、コロナ禍で役立っている」と語る。

 桜木町内会は冊子の内容を抜粋、または参考にした独自の問題集を作製し、老人クラブの会員90人ほどに届けた。「サロンの中止が続く中、高齢者の自宅を訪問するきっかけになり、外出を控えている人にとってはストレス緩和にも役立っている」と話した。

 冊子は年度末の来年3月まで発行を続ける方針だ。

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