年末年始を古里で過ごす人たちの帰省が本格化している。新型コロナウイルス感染拡大の影響で自粛ムードが広がる中、新千歳空港や苫小牧港のフェリーターミナルも「ラッシュ」には至っていない。旅行者の姿も少なく、北海道の玄関口に例年のような活気はない。
新千歳空港は、26日が下り便(帰省)のピーク。国内線ターミナルビル1階の到着ロビーに、キャリーケースや土産袋を手にしたマスク姿の帰省客が次々と到着している。出迎えに来た親族、友人らと再会を喜ぶ姿も見られたが、例年のようなにぎわいはなかった。
札幌市内の実家に帰省する東京都の男性会社員(30)は「迷った末、帰省を決めたがコロナ(感染)が心配なので、ずっと家の中で過ごそうと思う」と話した。
航空各社によると、同日の本道発着路線の搭乗率(18日時点)は60~70%台前半。例年よりも20ポイント程度低い。年末年始期間(25日~1月3日)は予約率が30~40%台の日もあるという。
政府の「Go Toトラベル」一時停止発表や帰省の自粛要請などで、12月に予約のキャンセルが相次いだ。Uターンのピークは1月3日と見込んでいる。
苫小牧港の東西フェリーターミナルも、帰省客はいつもの年より控えめ。就航する各社によると、帰省は30日まで、Uターンは来月2~6日に比較的多く予約が入っているが満席の便はない。前年の4割から5割の乗船率となる見通し。
26日、苫小牧市入船町の西港フェリーターミナルには午前11時ごろ、太平洋フェリー「きそ」(1万5795トン)が旅客348人と乗用車約152台、トラック24台などを乗せ仙台港から到着したが旅客は定員(768人)の5割を下回った。
釧路市の自宅に帰るという主婦(67)は「年末年始はあまり外出せず、感染に気を付けたい」と語った。



















