JR北海道が廃止、バス転換を予定する日高線鵡川―様似間(116キロ)での来年4月以降のバス運行について、道南バス(室蘭)とジェイ・アール北海道バス(札幌)が、北海道運輸局に運行の認可申請を行った。同局は3カ月以内に可否を判断する。また、JR北が10月に提出した同区間の鉄道事業廃止届について同局は28日、廃止日の繰り上げを認めると同社や道、沿線自治体に通知した。廃止は4月1日付となる見通し。
室蘭運輸支局などによると、ジェイ・アール北海道バスが23日付、道南バスは24日付でそれぞれ申請した。現在2社で日高の路線バスを平日で1日約130便運行しており、苫小牧―えりも間の直通便新設など、沿線7町(日高町、平取町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町、えりも町)と事業者で新たな交通体系について協議する。
10月27日にJR北が提出した廃止届では、鉄道事業廃止日を11月1日付としていたが今月8日に新ひだか町で実施した意見聴取でむかわ町と日高町、新冠町、新ひだか町、浦河町、様似町から廃止日を4月1日にしても問題ないとの回答を得た。その後、国土交通省から「廃止の日を2021年4月1日に繰り上げたとしても公衆の利便を阻害するおそれがないと認める」との通知を受けたという。
4月1日付の廃止には、同社が改めて鉄道事業廃止届を提出する必要があり、同社広報部は「年明け以降、提出する。鉄道事業廃止後、日高地域の持続的な交通体系の運営に協力していく」とコメントした。
日高町村会の坂下一幸会長(様似町長)は「われわれが協議してきた内容が認められた。これで終わりではなく、住民に利用される路線づくりが大事になる」と話した。
同区間は15年1月の高波被害で不通となって以降、駅などを結ぶ代行バスが運行している。
















