苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合5社 来月末に株式会社化 来年4月、新体制移行

苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合5社 来月末に株式会社化 来年4月、新体制移行
株式会社化を目指す苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合の管理棟

 苫小牧港・東港の国際コンテナターミナル(苫小牧市弁天)を運営する苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合に加盟する5社は、同組合を組織変更して株式会社化する。国際競争力向上を見据えた運営体制の強化が狙い。来年1月末に「苫小牧国際コンテナターミナル」の名称で登記し、4月から新体制に移行する。

 同組合は1997年4月、苫小牧を拠点とする港運会社の苫小牧栗林運輸、ナラサキスタックス、北旺運輸、苫小牧埠頭、苫小牧北倉港運が設立。各社からの出向者を職員に、コンテナヤードの荷役管理を担う。

 同港での国際コンテナ貨物取扱量は増加傾向で、港湾関係者から船会社のニーズにより迅速、的確に対応できるよう、一元的管理を求める声が上がっていた。

 10年ほど前から組織体制見直しの検討を重ね、将来港湾運営会社に移行することも視野に株式会社化を決断。新会社ではプロパー(生え抜き)職員の育成などを進めながら、顧客満足度向上を目指す。

 5社が同組合に出資する200万円ずつ、計1000万円を資本金とし、職員や業務委託する作業員計約20人については当面、各社からの出向で対応する。同組合の秋元茂樹理事長(ナラサキスタックス会長)は「国際社会に対応できる責任ある体制にしたい」と話す。

 21日の苫小牧港管理組合臨時議会で、港湾施設管理使用条例の一部を改正。国際コンテナターミナルの管理運営に指定管理者制度を導入できるようにした。年明けに申請書類を受け付け、4月に指定管理者の運用を始める方針。期間は3年間を想定している。

 港管理組合の佐々木秀郎専任副管理者は「国際コンテナターミナルは一元的に管理運営されるべき施設。新体制はその第一歩となる」と歓迎している。

 港管理組合によると、同ターミナルは水深12~14メートルの岸壁二つ、ガントリークレーン3基、トランスファークレーン6基を有する。2020年の国際コンテナの取扱個数(20フィートコンテナ換算)は、上半期(1~6月)で12万2270個(前年同月比7・9%増)、19年は23万9473個(前年比5・5%増)に上った。

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