道内の経済界は4日、丑(うし)年の業務が始動。札幌市内では、企業や団体のトップが新型コロナウイルス感染予防対策を講じ、従来の参集型からオンラインシステムで年頭あいさつを行った。
北海道電力の藤井裕社長は「コロナ収束後の変化を見据え、時代に即したビジネスの展開と事業構造の変革を進め、目指す姿を実現する」と語った。競争が進展する電力小売りの分野は「選び続けていただくため都市ガスやグループの商材を組み合わせ、あらゆる機会を通じお客さまとの関係強化に努める」と強調。カーボンニュートラル実現に向け、「泊原発(後志管内泊村)の早期稼働や再生エネルギーの導入拡大、水素の製造活用など新技術開発の調査研究を進める」とした。創立70周年には「新たなステップを踏み出す年。牛のように着実に前進する年にしたい」と述べた。
北洋銀行の安田光春頭取は「国内経済はリーマンショック時を超える大きなマイナス成長が見込まれる」と指摘。「本年の道内経済成長は、先行きは不透明で下振れリスクを内包し全国よりも低い」と見通しを語り、北海道のリーディングバンクとして▽経営理念・行動規範のさらなる浸透と定着▽お客さまに寄り添った実のあるコンサルティングの実践▽意思決定の迅速化と業務効率化の徹底によるさらなる生産性向上―に取り組むとした。
北海道銀行の笹原晶博頭取は「デジタル化の機運が急速に高まり取引慣行の見直しが加速している」と指摘。「北海道の経済規模には地銀2行は必要不可欠。経営理念を実践し、ほくほくFGの連携を生かし地域に貢献し存在感を高めていく」と強調。「与信コストの抑制に取り組み、取引先の業況を的確に把握し事業性評価に基づく支援展開が重要」とし、3月に迎える創立70周年には「これからの道銀を考える年にし、80周年につなげていく」と語った。
















