東京商工リサーチ北海道支社は、2021年の「北海道の元気カンパニー」を発表した。道内に本社を置き、2期連続で増収増益となった企業をリストアップしたもので、今年の「元気カンパニー」は前年比20社減の347社(売り上げ5億円以上)。売上高では、医薬品卸売の「ほくやく」(札幌市)が首位になった。
元気カンパニーは、東京商工リサーチが保有する「TSR企業データベースを基に選出。最新決算(19年4月期~20年3月期)を対象に、2期連続で増収増益となった企業を翌年1月に抽出し、公表している。今年で22回目。
08年9月に発生したリーマンショックの影響で、元気カンパニーは11年に128社まで減少したが、その後、緩やかに上昇。特にアベノミクス効果の大きかった14年からは大幅に増加し、16年には407社まで上昇した後、下降または横ばい傾向で推移している。
21年の元気カンパニーは、最新決算の対象期間が19年4月期~20年3月期としているため、20年2月ごろから感染拡大が道内で本格化した新型コロナウイルスの影響は少ない。ただ、幅広い業種で人手不足による受注機会喪失や収益低迷にあえぐ企業が多く、2年連続で前年を下回った。
業種別では、建設業が104社となり、6年連続で最多。以下、卸売業(88社)、サービス業(51社)、製造業(32社)の順。10業種中、卸売業、金融・保険業、運輸業、情報通信業の4業種で社数を増やした。
地域別では、札幌市が前年比9社増の173社となり、全体の約半数を占めてトップ。2位には苫小牧市が3社増の19社で、前年4位から2ランク上げて入った。3位は旭川市(17社)、4位は室蘭市(10社)、5位は釧路市(9社)の順。
売上高では、道内医薬品卸売業界のトップシェアを維持する「ほくやく」が首位。後発医薬品の伸長や新薬の販売も積極的に行い、1746億円と売り上げを伸ばした。2位はクワザワグループの経営管理・不動産賃貸・持ち株会社のクワザワホールディングス(札幌市)、3位は、ほくやく・竹山ホールディングスの連結子会社で、同グループの医療機器の卸売部門を担う竹山(札幌市)が入った。
















