帝国データバンク札幌支店は、昨年12月の道内企業景気動向調査結果を発表した。新型コロナウイルスの感染再拡大の影響で、景気DI(『良い』と回答した企業の割合から『悪い』とした企業の割合を引いた数値)は前月比1・4ポイント減の33・0となり、2カ月連続で悪化した。業界別では9業界中、旅館・ホテルや飲食店を含む「サービス」など7業界で悪化している。
全国平均の景気DI(35・0)との比較でも、北海道は2カ月連続で下回った。
企業の規模別の景気DIでは、大企業が前月比0・3ポイント増の34・8と2カ月ぶりに改善。一方、中小企業は1・7ポイント減の32・7となり、2カ月連続で悪化。中小企業のうち小規模企業も1・3ポイント減の34・8と2カ月連続で悪化した。大企業と中小企業の格差は2・1ポイントとなり、前月から2・0ポイント拡大した。
業界別の景気DIでは9業界中、サービス(4・0ポイント減の27・5)、運輸・倉庫(3・3ポイント減の29・5)、小売(2・1ポイント減の28・1)、卸売(1・3ポイント減の33・3)、建設(0・9ポイント減の39・3)、製造(0・8ポイント減の29・5)、金融(0・7ポイント減の27・1)の7業界で悪化。特に金融、サービス、小売、製造、運輸・倉庫の5業界は30を下回る低水準となった。
これに対し、不動産(4・3ポイント増の42・0)と農・林・水産(1・5ポイント増の30・3)の2業界は改善した。
今後の先行き見通しでは、「3カ月後」の改善が33・1(前月調査34・5)、「6カ月後」が35・7(同35・7)、「1年後」が38・9(同38・5)となり、「3カ月後」は前月から1・4ポイント悪化している。
企業からは、感染再拡大による行動自粛や飲食店への影響、「Go To トラベル」の一時停止などを懸念する声が数多く上がった。また、「札幌市での成人式中止による振り袖キャンセル対応に追われている」(衣料品小売)との声も寄せられている。
調査は昨年12月16日~今年1月5日に、道内企業1098社を対象にインターネットで実施。588社から回答を得た(回答率53・6%)。
















