アイヌ民族文化財団は冬期間にウポポイで行う新たなプログラムを計画し、13日の記者会見で公表した。
16日からは「シノッ(遊び)」と題してカリプカチウ(輪投げ突き)、ウコカリプカチウ(投げ輪)などアイヌ民族の子どもたちの遊びを体験する場を屋外に設ける。30日からは、スマートフォンのAR(拡張現実)アプリでアイヌ民族の衣装を着たような自身の写真が撮影できるプログラムを実施する。
2月上旬からは「ウパッチャラセ(雪滑り)」と題したプログラムを用意。体験学習館前の広場に高さ2・5メートルの雪山を設け、アイヌ民族の子どもたちが楽しんだシカ皮そり遊びを体験してもらう。同じく2月上旬から「イラマンテ(猟・漁)」の体験イベントを実施。狩猟や漁労、採集のアイヌ民族の営みについて職員が解説し、弓矢を使った狩猟の疑似体験も楽しんでもらう。
この他、アイヌ民族が狩猟の際に野山で寝泊まりしたクチャ(仮小屋)や、サッチェプ(サケの寒干し)を伝統的コタンのゾーンに再現し、見学や記念写真を撮影してもらうスポットも用意した。
プログラムの詳細はウポポイのホームページに掲載する。

















