苫小牧、王子両看護学校が24年統合 安定した人材育成へ 運営を効率化

統合する苫小牧看護専門学校(上)と王子総合病院付属看護学校

 苫小牧市医師会が運営する苫小牧看護専門学校(住吉町)と、王子総合病院付属看護専門学校(表町)が2024年4月に統合する。東胆振での看護師の養成、供給を安定させ、より充実した教育を目指す。統合後も両校の総定員80人を維持し、効率的な看護師養成を図る。

 長年、東胆振の看護師養成を担ってきた両校だが、近年は18歳人口が減少。札幌に人材が流出する傾向にあり、応募者数は減っていたという。札幌一局集中を防ぐため両校による人材の取り合いは避けようと、新たな看護学校として一体化する方針を固めた。

 統合後の校名は「苫小牧看護専門学校」で、校舎を住吉町に一本化して運営を効率化。両校の校風や伝統を重んじつつ、より充実したカリキュラムを提供する。

 統合に向けて22年3月に王子看護学校の募集を停止し、同4月から苫小牧看護学校を定数増・2クラスで運営を進め、王子の学生がすべて卒業した24年度に完全統合する。

 現在、両校はいずれも正看護師を養成する3年制で1学年の定員は各40人。過去5年間の国家試験合格率は100%を誇る。

 王子看護学校は、1950年に王子病院付属乙種看護婦養成所として誕生。現在、教職員は11人態勢で、卒業生の多くを王子総合病院に送り出してきた。

 苫小牧看護学校は、医師会付属准看護婦養成所として70年に開設。教職員は9人で、卒業生は市内や札幌市などの医療機関に就職している。

 両校は18日、合同記者会見を開き、統合を発表する。

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