HAP、千歳 運営権対価の支払いを延期

HAP、千歳 運営権対価の支払いを延期

 国土交通省は新千歳空港を含む道内7空港の民営化に当たり、運営主体の北海道エアポート(HAP、千歳)が国に支払う運営権対価の2020、21年度分の支払いを2年延期する。猶予額は計48億円で、協議を踏まえ、最大5年延長される。新型コロナウイルス感染拡大により航空旅客が激減し、大幅な収益減となったHAPを支援する。

 HAPが国に支払う運営権対価は総額2920億円で、すでに2200億円を納入済み。残る720億円を契約期間の30年間で、毎年24億円を支払うことになっている。

 同省はすでに、同社が昨年7、11両月に予定されていた20年度分運営権対価の支払いを同年度末まで延ばしている。再延期で、20年度分の支払い期限は22年度末、21年度分の対価は23年度の5月、11月となった。

 同省が示す方針によると、最大で5年の延長が可能。航空旅客の回復具合や同社の経営状況を見て、同社と協議して延長するかを決める。

 併せて、HAPの運営期間30年間(20~49年)の1年延長も決定。同省では「さらなる延長については、会社側からの申し入れを踏まえて協議する」とする。

 HAPは昨年1月、道内7空港ビルの運営を開始。同年6月には新千歳の空港運営事業もスタートさせた。新型コロナ感染拡大に伴う運航便数の大幅な減少が着陸料、テナント料などの収益に直結。昨年11月に発表した20年9月中間連結決算は、営業損益で80億4000万円の赤字となっている。

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