白老町のしらおい防災マスター会(吉村智会長、会員69人)が2020年度北海道社会貢献賞(防災功労者)を受賞し、21日に町役場で授賞式が行われた。
同会は、町民有志らで14年に発足。防災に関する自主勉強会や訓練、町内会や子どもたちを対象にした防災講座の開催などに取り組んでいる。住民自らが災害対応への意識を高め、地域防災力の向上を図る活動が高く評価され、今回の受賞につながった。
授賞式には吉村会長と民部吉治事務局長が参加し、胆振総合振興局の花岡祐志局長から表彰状が贈られた。吉村会長は「自分の命は自分で守る―を基本に取り組んできたところ。より活動に励みたい」と話し、花岡局長は「災害はいつ発生するか分からず、力添えを頂ければ」と同会の活動に期待を寄せた。
授賞式を見守った戸田安彦町長は「会員をさらに増やし、広く活動していただければ」と話した。
防災功労の道社会貢献賞は今年度、同会のほか、恵庭市の北柏木町町内会と北広島市の西部コミュニティ・スクール運営委員会も受賞した。

















