苫小牧市に毎年100件を超える相談が寄せられている空き家問題―。市は初めて、専門家による空き家相談会を2月21日に開催するなど対策に力を入れている。空き家の現状を含め対策の狙いを担当の市民生活課に聞いた。
Q 市内の空き家の現状は。
A 昨年10月末時点の調査で1121件の空き家を確認した。うち、状態が悪くて最も低い判定だった空き家は20件に上った。市への相談は、空き家で伸びた草刈りや発生した害虫について、周辺住民が改善を求めるケースが年80~100件ほど。空き家の処分などを考えている当事者からも約30~40件あり、年々増えている。
Q 危険を感じるような空き家も見掛ける。
A 放置されると周囲に衛生上や保安上の危険を及ぼす恐れがあり、自治体が環境改善を指導できる「特定空き家」は19年度に2件、20年度に1件を認定した。うち1件は解体済みだ。
Q 市はどんな対策を進めているのか。
A 2019年3月に策定した空家等対策計画に基づき市民生活課に相談窓口を一元化し、空き家に関するパンフレットを▽予防・相続編▽管理編▽活用編―の3種類作成した。また空き家の解体費用の2分の1を、50万円を上限に補助する事業を始めた。補助枠は19年度が5件、20年度は6件に広げたが、毎回、補助枠を超える応募がある。21年度も継続する予定だ。
Q 2月21日の空き家相談会は誰でも行けるのか。
A 実際に空き家をなんとかしたいと考えている人以外でも、これから空き家になる可能性があったり、相続で悩んでいたりする人は利用してほしい。不動産会社に話しづらい場合もあると思い、宅地建物取引士や司法書士といった専門家に無料で相談できる機会を設けた。
Q 申し込み方法は。
A 時間帯は午前10時~正午と午後1時~同3時の二つあり、1組30分ずつ相談できる。会場は若草町の市民活動センター。申込書を市ホームページからダウンロードするか、市役所4階の市民生活課で配布している。締め切りは26日。問い合わせは同課 電話0144(32)6303。
















