苫小牧市は、市内東開町に2022年12月開設を予定する「沼ノ端鉄南地区文化交流サロン」(仮称)の計画概要案を明らかにした。今年6月に実施設計をまとめ、10月にも本体工事に着手する。子ども向け絵本を充実させた図書館機能に加え、高齢者や障害のある人、子どもなどが世代を超えて交流できる地域の福祉拠点を目指す。
計画概要案によると、建設予定地は東開町2の東開町内会総合福祉会館の隣接地。木造平屋建て延べ床面積1174平方メートル。シニア世代向けの健康増進事業の他、音楽発表やダンスなど文化系活動にも利用できる「多目的ホール」▽料理教室なども可能なキッチン付き「パブリックスペース」▽カフェ機能を備え、誰もがくつろげる「ラウンジ」―などを配置。町内会活動や、障害のある人の社会参加の支援に役立ててもらう青写真も描く。
また、図書館機能に特色を持たせ、点字図書、大活字本などのバリアフリー図書も含め約2万5000冊の図書スペースに加え、広さ約80平方メートルの絵本ホールも造る。同ホールには約5000冊の絵本を用意し、幼児が遊べる場所を設ける。豊かな読書体験を通じ、子育て世帯の交流を促す狙いだ。
同サロンの建設は、新千歳空港の深夜早朝時間帯(午後10時~午前7時)の発着枠拡大に伴う地域振興策の一環。建設費の約9割を道、残り1割は苫小牧市が負担する。運営は指定管理者制度を導入し、各部屋の使用料は検討中としている。
20日に市内で開いた説明会には地域住民ら34人が参加。「市民の意見は計画に反映されるのか」と質問があり、市の担当者は「6月までに実施設計を作る。ご意見を頂き、取り入れられるものは取り入れて完成に近づける」と説明した。
計画概要案へのパブリックコメント(意見公募)は25日から2月24日まで行う。問い合わせは総合福祉課 電話0144(32)6354。
















