「安全・安心最優先に」 東京五輪 ワクチン接種体制整備 感染防止徹底を 知事会見

「安全・安心最優先に」 東京五輪 
ワクチン接種体制整備 感染防止徹底を 知事会見
東京五輪は「感染拡大防止の徹底と安全・安心を最優先に」と語った鈴木知事 =22日午後、道庁

 鈴木直道知事は22日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大の収束が世界的にも見えず、開幕まであと半年に迫りながらも、国内外で中止・延期論が高まる今夏の東京五輪について「安全・安心をとにかく最優先に、感染拡大防止の徹底を前面に出した上で、競技が実施できるか否かを考えるべきだ」との認識を示した。

 菅義偉首相が「コロナに打ち勝った証し」としての五輪開催を目指すとしていることについては、「政治家というのは一回話をしたものを修正していくことは難しいところがあるのかもしれない。コロナの感染は正確に予測するのは難しい」と指摘。世界的に感染が広がり、ワクチン接種の状況を踏まえると「打ち勝つというよりは、感染拡大防止と安全・安心が最優先」と強調。そうした五輪にすることで「結果として日常生活上のさまざまな感染防止対策のレガシー(遺産)として残る。これが大事だ」と述べた。

 また、国内でのワクチン接種計画に関し、「いろいろ情報が錯綜(さくそう)している。2月下旬までに医療従事者約1万人を対象に先行接種を開始するという接種の順番は案としてあるが、ワクチンの具体的な供給スケジュールが全く分からない」と説明し、「いつ、どれぐらいの供給量があるのかを明らかにしていただきたい」と政府に要望。接種については「基本的には市町村がやらなければならないが、体制の整備が市町村ごとにばらつきがあれば、スピード感が変わってきてしまう」と述べ、体制整備を市町村や医療関係団体などと連携して取り組む姿勢を示した。

 静岡県などで経路不明の変異ウイルス感染例が確認されたことについては「より緊張感を持った対応をしなければならない」との認識を示した。道内の感染者の検体も国立感染症研究所に送られ、検査されていることを説明。道内の保健所などは「かなり負荷が掛かっている」とし、変異種の感染状況の実態把握は「国としてよりしっかり体制を構築していく必要がある」と指摘。「さまざまな変異種がこれから出てくる可能性がある。監視体制をより強固なものにしていく視点が必要だ」との姿勢を示した。

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