新ひだか町の新ひだか文芸刊行委員会(竹田雄三委員長)はこのほど、町民文芸誌「新ひだか文芸」第15号を発行した。財政事情から発刊継続が難しくなり、今回が終刊号。前身の「静内文芸」を1978年に創刊以来、通巻41号で発行を終える。
終刊号はA5判236ページ。随筆5点、紀行文、記録各1点、エッセー、詩各3点、俳句9点、短歌6点、レポート5点、小説3点の寄稿36作品を掲載している。今回の表紙絵は「石の花」。42年前の創刊号を担当した永野滋之さんの子息で、自由美術協会会員の永野曜一さんが描き”親子リレー”が実現した。題字は石森信義さん。
随筆では、創刊時のメンバーのもりみかげさんが随筆「ありがとう文芸41冊」、田畑隆章さんがレポート「龍雲閣をめぐる人々と激動の東アジア」をそれぞれ執筆して花を添えた。
このほかのレポートは「新ひだか町の句碑」(三國矢恵子)、「二十間道路桜並木と小説『お登勢』の文学碑」(竹田雄三)、小説は「残された鍵」(新井田麗子)など大作3点を掲載している。
竹田刊行委員長は、あとがきの中で「町教育委員会から財政事情が厳しく補助金が厳しいとの話があり、自主財源のみでは発刊が困難と判断し、終刊することにしました」と終刊の理由を記し、終刊に当たって「多くの方が作品を寄せてくださり、静内の歴史を知る上で貴重な資料になった」と寄稿者に感謝している。
1冊1000円。問い合わせは刊行委員会 電話0146(42)4212。
















