厚真町は、今年度中の策定を目指す胆振東部地震からの復旧・復興計画(第3期)などを加えた第4次総合計画改訂版の素案を作成した。改訂に伴い、震災からの復旧・復興、人口減少対策、新型コロナウイルス感染拡大による社会情勢の変化への対応など、2025年度までの5年間を見据えた施策を記した。計画に町民の意見も反映させるため、2月16日までパブリックコメント(意見公募)を受け付けている。
総合計画は町の最上位計画の位置付け。第4次計画は「あつまる つながる まとまる 大いなる田園の町あつま」をテーマに、16~25年度の10年間と定めてまちづくりを進めてきた。
今回の見直しに当たっては、町復旧・復興計画(第3期)をはじめ、第2期まち・ひと・しごと創生長期ビジョン・総合戦略、強靱(きょうじん)化計画のそれぞれ重なる部分を一元化。▽胆振東部地震からの復旧・復興▽人口減少対策とさらなる地方創生の推進▽ウィズコロナ・アフターコロナでの持続可能なまちづくり▽持続可能な開発目標(SDGs)―などの視点を盛り込んだ。
これまで行ってきた住まいの再建や支援、土地利用の方向性、分野別の施策、なりわい、地域再生など復旧事業を継続・整理。震災で被害の大きかった北部地域をはじめ、役場庁舎及び周辺施設の基盤や防災拠点・施設の整備、地域防災体制の強化など中長期的に災害に強いしなやかなまちづくりを進めていく。また、被災した記憶の継承などの共有を図る事業にも乗り出す。
このほか、従来力を入れている子育て支援をさらに充実させる取り組みや町内福祉施設の受け入れ体制の整備などを通じた実人口の維持、サテライトオフィスなどを活用した多様な形で地域と関わる関係人口の拡大なども狙っていく。
意見の提出は町役場に直接持参するか、郵送、町ホームページの意見提出フォームから。ファクス、メールでも受け付ける。素案は町のホームページや町役場まちづくり推進課、上厚真支所で閲覧できる。
問い合わせは、同課地方創生・復旧復興計画策定室 電話0145(27)3179、ファクス0145(27)2328、電子メール hukkou*town.atsuma.lg.jp

















