苫小牧の文化芸術情報を市内の小中学生が取材し、広報紙で情報発信する子ども広報部「びとこま」の活動が進んでいる。今年度は小学2年から中学1年までの11人が子ども記者として登録。23日には市美術博物館を訪れて現在開催中の展示企画を取材。来月発行する広報紙の原稿執筆にも挑んだ。
「びとこま」は同館とNPO法人樽前arty+(アーティープラス)が企画し、2011年から同名の広報紙発行に向けて活動を始めている。紙面に掲載される記事は、子ども記者が同館や市内外のアーティスト、芸術イベントなどを取材して作成しており、12年7月の第1号を皮切りに年間2~5号の広報紙を発行している。
今年度は新型コロナウイルスの影響で計画を一部変更したが、昨年9月には第28号を発行した。今月23日にはメンバー10人が参加し、来月発行する第29号の記事用として同館の企画展「総天然色!考古資料のあざやかな世界」と収蔵品展「色と絵~彩のひみつ~」を取材。武田正哉館長らから企画の趣旨説明や展示品の解説を受けた後、展示品を鑑賞した。
情報を集めた子ども記者たちは別室に移動して原稿を執筆。細部までじっくりと観察して仕上げた精密なスケッチを提出する子どももいた。
小学5年生から参加しているという小川さくらさん(開成中1年)は「絵画に関心があり参加した。たくさんの作品を見ることができて勉強になる。自分の記事や絵が採用されるととてもうれしい」と語った。
同館では収蔵品展の作品を子ども記者たちの視点で紹介するコレクションカードも作っており、近く展示会場に並ぶ予定。来月には今年度最終となる活動で「びとこま」のPRポスター制作も計画するなど、市内の文化情報発信に一役買っている。
















