新型コロナウイルスの感染者が、道内で初めて確認されてから丸1年となった28日。鈴木直道知事は道庁で感染症対策本部会議を開き、高止まり状態が続く道内の感染状況について「予断を許さない状況。全道において徹底した取り組みを進めて、さらにここでもう一段、感染を減少させていかなければならない」と強調し、2月15日までの集中対策期間に「いま一度、市町村、関係団体と認識を共有し、対策内容の徹底を図っていただきたい」と本部員に指示した。
道内では昨年1月28日に中国・武漢市から来道した40代女性が初めて感染。以来、この1年で1万7125人(28日現在)が感染し、588人が死亡。28日現在の患者数は1334人。27日時点の入院患者の病床利用数は697床。軽症者向けの宿泊療養施設には310人が入所し、入所日調整中で自宅待機しているのは164人。自宅・施設療養者は202人に上り、医療提供体制は逼迫(ひっぱく)が続いている。
知事は、ここにきて新規感染者数は減少傾向にあるものの「飲食の場面における集団感染が昨年12月を大きく上回っている」と全道でクラスター(感染者集団)が増加していることを警戒。さらに「道内では医療提供体制への高い負荷が、長期にわたってかかり続けている」と指摘し、「再び感染が拡大すると、医療への影響がより深刻化する」と述べた。
昨年10月下旬以来、延長を繰り返し2月15日まで展開する集中対策期間の取り組みを徹底し「ここで感染の拡大を抑制させ、多発する集団感染を早期に封じ込めたい」と強調。今後は「地域の実情に応じた対策を積極的、効果的に進めていき、総力を挙げて感染防止対策に取り組む」と述べ、2年目に入るコロナとの闘いへの決意を示した。
対策本部会議では、感染が急拡大する小樽市について、感染リスクを回避できない場合の不要不急の外出と往来の自粛を要請することを決定。期間は28日から2月15日まで。また、道内の学校でクラスターが続発していることを重視し、卒業式や入学式で時間短縮を求めることなども決めた。
一方、小樽市では、市内で酒類を提供する飲食店に対して、独自に休業を要請することを発表した。
















