北海道労働局は29日、2020年12月の道内の雇用失業情勢をまとめた。有効求人倍率は0・99倍となり、前年同月(1・28倍)を0・29ポイント下回った。前年同月を下回ったのは12カ月連続。前月と同率だった。道労働局は「求人は引き続き減少しており、求職者の増加もあいまって弱さが見られる。今後、コロナ感染症の拡大や緊急事態宣言が雇用に及ぼす影響も懸念され、より一層注意する必要がある」としている。
新規求人数は前年同月比5・7%減の2万5439人で12カ月連続して前年同月を下回った。月間有効求人数は11・2%減の7万7768人となり、14カ月連続で前年同月を下回った。
求人数が増えたのは、情報通信、建設、卸売、小売の各産業。中でも情報通信業は前年同月比45・4%増の455人となり、コールセンターやデータ入力業務などで増え、2カ月ぶりに前年同月を上回った。
求人が減ったのは宿泊・飲食サービスで前年同月比9・4%減の1773人。宿泊業などが減少し、14カ月連続で前年同月を下回った。
新規求職申し込み件数は0・8%減の1万3211人となり、6カ月連続で前年同月を下回った。月間有効求職者数は15・2%増の7万8869人。6カ月連続で前年同月を上回った。
雇用保険被保険者数は前年同月とほぼ変わらず、資格喪失者は自己都合による離職が多いと分析する。
3月卒業予定の新規高卒者の就職内定率は84・6%にとどまり、前年同月比4・8ポイント低下した。就職先として人気が高い製造業や宿泊業、小売業の求人は軒並み減少したことが大きい。
未内定者は969人で、前年同月比26・7%増加。道労働局は「これからが正念場。ハローワークが各学校と連絡を取りながら求職申し込み登録を促し、本人に適した求人開拓の相談に入る」としている。
















