恐竜パズルで町の魅力再発見 穂別小5年生、桐生大とオンライン授業

パズルの組み立てに挑戦する穂別小の児童

 むかわ町の穂別小学校(佐々木秀人校長)は29日、総合的な学習の一環で群馬県の桐生大学とオンライン会議システム「Zoom(ズーム)」を活用した連携授業を行った。5年生の児童17人が桐生大の学生と共に「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)の化石をかたどったオリジナルパズルを通して町の魅力について考えた。

 同町は、恐竜化石など地域の資源を生かしたまちづくりを目的に2018年、桐生大学・桐生短期大学部と協定を締結。これを受けて同短期大学部アート・デザイン学科の学生が、これまで来町した際に町民から聞き取りをした地域の魅力を絵と文字で表現し、50ピースにまとめたオリジナルのパズルを製作。300セットを町内の小学生に寄贈していた。

 パズルには、1ピースごとにむかわの特産品や施設、町民が感じる地域の良さを表した言葉とイラストが書かれている。言葉に沿って台紙にはめて組み立てていくと、むかわ竜の骨格の形が出来上がるようになっている。

 中村彰汰君(11)は「むかわ町の魅力を改めて確認しながら使いたい」と喜んでパズルに挑戦。「(学生たちと)直接会ってはいないけれど、心はつながっている気がした」と話していた。

 児童たちは今後、パズルの組み立てを通してグループごとに町の魅力に関する意見をまとめ、2月17日にオンラインの連携授業で発表する予定だ。

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