市内ホテル テレワーク需要に対応、日中利用のプラン導入

市内ホテル テレワーク需要に対応、日中利用のプラン導入
スマイルホテル苫小牧がデイユース用に利用しているシングルルーム。藤田支配人は「テレワークに活用を」と呼び掛ける

 新型コロナウイルスの感染拡大防止の一環で、需要が高まっているテレワーク(在宅勤務)に対応するホテルが苫小牧市内で増えている。先月25日には市内錦町のスマイルホテル苫小牧が従来商品を見直し、日中の12時間利用できる「デイユースプラン」を導入。他のホテルも「テレワークプラン」に名称を変えて売り出すなど、少なくとも4施設で取り入れている。利用はまだ低調だが、関係者からは「将来的にテレワークはさらに浸透する」と期待の声が上がっている。

 スマイルホテル苫小牧のデイユースプランは、午前8時から午後8時まで最大12時間の利用が可能。インターネットに接続するワイファイも無料で、ウエブ会議などにも対応。部屋はシングルとセミダブル(1室2人まで)があり、料金も税込みで3000~3400円と比較的手頃だ。

 1月25日にサービス提供を始めたばかりで、藤田裕行支配人(42)は「SNS(インターネット交流サイト)を中心に発信。在宅勤務の会社員など数人が利用した」と話す。公式ホームページで事前予約を受け付けるが、「当日でも空き部屋があれば午後3時までは利用できる」という。

 今後の需要増を見据え、ベッドの代わりにソファやテーブル、印刷用のプリンター、文房具などを完備したテレワーク専用部屋も近く用意する予定。「コロナの感染予防を意識したビジネス利用を想定している。当ホテルの魅力を知ってもらうことで宿泊利用も期待したい」と話す。

 東横イン苫小牧駅前も昨年10月から「日帰り・デイユースプラン」を導入。時間別で3タイプを用意しているが、「今のところ利用は少ない。今後、テレワークが定着してきたら専用のスペースを作ることも考えたい」と当面は様子見する構えだ。

 ビジネスやスポーツ大会などの催事利用が多い市内の宿泊施設は、コロナによる出張自粛やイベントの延期・中止などで年明けの稼働率は低調。11都府県に緊急事態宣言が発令され、往来の自粛もあるなど先行きは見通せないが、あるホテル関係者は「テレワークはこれから社会に広がっていくはず。環境を整えることで一定の利用が期待できる」と話している。

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