苫小牧市教育委員会は、昨年8月の苫小牧東小学校移転を踏まえ、同校と苫小牧若草小学校の校区見直しの検討を進めている。昨年に実施した両校区の保護者アンケートでは、全体の7割が現在の通学校を「適切」とする一方、東小に隣接する末広町(若草小校区)の保護者の3割以上は「適切ではない」などと回答した。市教委はこれらの意見を参考に、5月ごろまでに最終方針を決める考えだ。
アンケート調査は昨年12月に実施。集計結果は1月22日、市役所で開かれた総合教育会議で岩倉博文市長や教育委員などに示された。
それによると、若草小校区の保護者の73%は現在の通学校を「適切」と回答し、「どちらとも言えない」は16%。一方、「適切ではない」は11%で、すべて末広町に住む保護者だった。このうち主な意見を見ると、「東小の方が近い」など国道を渡らず安全に登校できるメリットを挙げている。
東小の保護者は「適切」77%、「どちらとも言えない」20%、「適切ではない」3%―となっている。
市教委は学校規模適正化基本方針に基づき、「2学級の維持確保」などを校区見直しの基本的な考え方に掲げる。五十嵐充教育長は会議の中で「通学の安全確保と地域、保護者の意向を反映することが大事」と強調。東小が現在、各学年1学級の状況にあるとし、丁寧に検討を進める考えを示した。
市教委はアンケート結果を参考に、今月中の素案作成を目指す。さらに各学校や町内会への説明も行いながら、5月の教育委員会会議で最終案を諮る方針としている。
















