苫小牧市は2021年度一般、特別、企業の全会計の当初予算案で総額148億円の公共事業費を計上する方針を固めた。20年度比では14.5%減で、前年度を下回るのは4年ぶり。特に建築分野の落ち込みが大きく、学校関連の耐震化工事がおおむね終了したことが影響している。
内訳は、建築分野で前年度比23%(26億円)減の87億円、土木分野は1・7%(1億円)増の61億円となる見通し。
建築分野では近年、子どもたちの安全安心の観点から老朽化した学校施設の耐震化対策を優先してきたが、21年度は光洋中学校体育館の建て替え工事を残す程度となった。他は旧校舎の解体工事などで、教育施設の関連事業費が大幅に縮小した。老朽化した市営住宅の建て替え工事は計画通り盛り込まれる。一方、土木分野は既存の道路や橋といったインフラの維持管理業務が中心で、ほぼ横ばいとなりそうだ。
市の公共事業費(当初予算)はリーマンショック後の09年度に93億円と100億の大台を割り込み、10年度は78億円まで縮小。その後、12年度に107億円へと回復して以降、100億円台を維持してきた。20年度は、過去20年間で05年度の187億円に次ぐ173億円に達していた。
また、市の21年度各会計予算案は全体で20年度(一般会計815億円、全会計総額1363億円)から減少する見込みだ。
















