12日から 北海道博物館で企画展 本道発見の化石一堂に  むかわ竜も展示

12日から 北海道博物館で企画展 本道発見の化石一堂に  むかわ竜も展示
「むかわ竜」の化石が紹介されているポスター

 むかわ町穂別地域で発掘されたハドロサウルス科の植物食恐竜「カムイサウルス・ジャポニクス」(通称むかわ竜)など、道内で見つかった恐竜化石を公開する企画展が12日から、札幌市厚別区の北海道博物館で開かれる。新型コロナウイルス感染症対策で事前の予約が必要となり、7日からオンラインで予約を受け付ける。

 同博物館主催、穂別博物館、北海道大学総合博物館、国立科学博物館、道恐竜・化石ネットワーク研究会、にっぽん恐竜協議会などが協力、北大総合博物館の小林快次教授が学術協力している。当初、昨年6~9月に開催予定だった恐竜の祭典「恐竜展2020」がコロナ禍の影響により中止となったため、代替の位置付けとなる。

 展示会ではむかわ竜をはじめ、ティラノサウルスの仲間など道内で研究された七つの恐竜化石を一挙に公開するとともに、むかわ竜と同じ時代に生きたクビナガリュウやアンモナイト、プテラノドンの仲間など北海道が誇る化石資料を展示する。恐竜世界のロマンと化石を通して、本道の魅力を紹介する狙いだ。

 開催期間は3月14日まで(月曜定休)。入場は無料だが、感染症対策として時間ごとに完全入れ替え制で行うため、入場するには北海道博物館ホームページ内にあるフォームからの予約が必要となる。時間帯は▽午前9時30分~11時▽同11時20分~午後0時50分▽同1時10分~2時40分▽同3~4時30分―で定員は各100人。一度の申し込み人数は7人で制限する。

 詳細の問い合わせは、同博物館 電話011(898)0466。

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