情報処理北海道シンポ 鳥木さん(苫高専)が優秀プレゼンテーション賞に、TOEIC対策の問題作成システムで

情報処理北海道シンポ 鳥木さん(苫高専)が優秀プレゼンテーション賞に、TOEIC対策の問題作成システムで
賞状を手に喜ぶ鳥木さん

 苫小牧工業高等専門学校電子・生産システム専攻1年の鳥木瑛司さん(21)が、情報処理学会北海道支部主催の情報処理北海道シンポジウム2020で、英語の試験TOEICに類似した問題を作るシステム開発の研究を発表し、優秀プレゼンテーション賞を受賞した。優れた発表者に対して与えられるもので、鳥木さんは「今後の励みになった」と語っている。

 TOEICは、ビジネス上や日常生活における英語能力を測定するテスト。鳥木さんは短文穴埋め問題に焦点を当て、英文の一部を空欄化し、その選択肢が自動で出てくるシステムを考案した。実用性を確認するため、同校の4年生約180人に協力を要請。同システムで作成された問題と、TOEICの模擬試験をそれぞれ解いてもらい、結果を比較した。

 鳥木さんは発表の中で、同システムで作られた問題が比較的簡単なことや一部に課題があることも説明。「実用性にはまだ時間がかかることが分かった」など率直な感想を交えて説明した。同シンポ実行委員の一人で、発表を聞いた苫高専の大橋智志准教授は「内容や資料の分かりやすさなどが評価されたのではないか」と話す。

 鳥木さんは同システムについて「問題パターンをもっと増やしたい。自動採点の機能があれば受験者の勉強に役立つのでは」と話し、今後も研究を重ねて完成度を高めていく考えだ。

 同シンポジウムは、情報処理を研究している学生や教員らが成果を披露する場として毎年行われている。今回は新型コロナウイルス感染拡大防止のためオンラインで実施され、高専生や大学生ら65人が発表した。

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