あと1カ月半で新年度。新入学や新社会人などの準備がピークを迎える3月を前に、苫小牧市内の家電量販店やホームセンター、スーパーでは春シーズンに向けた商戦が早くも本格化している。新型コロナウイルスの感染拡大防止で来店客の分散化も予想される中、早めに商品を手配しようという動きも出始めている。
□コロナ対策の家電人気
家電量販店では、新入学生や新社会人など1人暮らし向けの動きが活発だ。冷蔵庫や洗濯機などの定番商品とともに、新型コロナウイルスの予防を意識した空気清浄機や加湿器もニーズが高い。
市内新開町のケーズデンキ苫小牧店では、収納に便利なコードレスタイプの掃除機や電子レンジなどが好調。炊飯器や冷蔵庫は単身用の需要が伸びており、洗濯機など複数の家電とのセット販売も用意している。
新社会人は研修後に配属先が決まることから、5月ごろも繁忙期に当たると家電担当の本間亜子さん(56)。「ピークは3月ごろだが、5月まではじわじわと売れ続けるのでは」と予想する。
市内北星町のイエローグローブ苫小牧店でも傾向は同じだが、加熱のみのシンプルな電子レンジや、2ドアのコンパクト型冷蔵庫などが注目を集めている。山下裕樹店長(42)によると、大学の合格発表後から来店客が増えるといい、ピークの3月に向けて「高い品質とお手頃な価格、どちらを求めるお客さまにも対応したい」と話す。
今年のトレンドはコロナ対応で空気清浄機や加湿器の需要が高いこと。昨年同期比ですでに1・5倍増の店舗もあり、関係者は「親がコロナを心配し、子どもに持たせるのではないか」としている。
□タブレット入るランドセルも登場
新入学児童のランドセルは、購入時期が前倒し傾向にあり、イオン苫小牧店ではランドセルコーナーを常設している。例年は3月ごろから翌年春用の動きが出始めるが、昨年は道や国の緊急事態宣言発令で5月までは控えめで、宣言が解除された6~7月に客足が伸びた。3世代で来店し、祖父母が購入するケースも目立つという。
種類や色のバリエーションは豊富で、最近はタブレット端末の導入が進むことを受け、自宅への持ち帰りに対応できる商品も登場している。
文房具コーナーは昨年12月に入学・進級用コーナーを設置。特注による名前入りの鉛筆やキャラクターの文具セットなどが人気だ。担当者は「ランドセルなど大きな物をそろえてから、文具を用意する人が多い」といい、今月末から3月にかけてピークを見込む。



















