苫小牧港・東港中央埠頭(ふとう)の苫小牧国際コンテナターミナルが2020年に扱ったコンテナ貨物は、過去最多だった前年を2・3%下回る26万7113個(20フィート換算)だった。新型コロナウイルスの影響で輸出入とも前年を下回り、消費税率引き上げの反動減を受けた14年以来6年ぶりの前年割れとなった。
1月13日付で苫小牧港外貿コンテナ事業協同組合から組織変更した、苫小牧国際コンテナターミナルがまとめた。コンテナの総数には、貨物が入っていない空コンテナや内航コンテナ(内航国際フィーダーコンテナ)も含まれる。
輸出(実〈貨物〉入り換算)は8・4%減の4万2576個。コロナ禍を受けた物流停滞や運賃高騰などで、荷主が貨物輸送を控える動きが広がった。米国向けの自動車部品、中国、韓国向けの紙・板紙などが軒並み減少。例年、秋から冬にかけて本格化する中国向け冷凍ホタテは、バイヤーが来日できず出荷が伸びなかったという。
輸入(同)は、7・5%減の12万7162個。巣ごもり需要で家具材などは増えたがホテル建設の延期などで需要が落ち込んだため、建設材が入ってこなかった。
この他、空コンテナは2741個増の7万9450個。同ターミナルでは輸入7割、輸出3割の輸入超過が続いており、空コンテナの割合が実入りコンテナよりも多いことが長年の課題だが、現在は実入りコンテナと空コンテナが1対1という。
21年1月のコンテナ取り扱い実績は、1万7000個前後を予測。前年同月の2万721個を下回る見通し。同社の味村康司専務理事は「コロナの影響は見通せないが、コンテナの輸出入は低い水準が続く」とみている。
















