新年度、プレミアム付き商品券第2弾 コロナ対策に4億円 苫小牧市補正予算案

新年度、プレミアム付き商品券第2弾
コロナ対策に4億円 苫小牧市補正予算案
21年度も「コロナ対策を最優先で進める」と岩倉市長

 苫小牧市の岩倉博文市長は10日の記者会見で、国の第3次補正予算の地方創生臨時交付金を活用した新型コロナウイルス対策事業を発表した。厳しい経営を強いられている事業者支援の拡充や公共施設の感染予防対策を優先し、「今年度中に着手が必要な事業を2020年度補正予算とし、21年度以降と2回に分けて提案する」と段階的に進める考えを明らかにした。21年度にはプレミアム付き商品券の第2弾を予定している。

 苫小牧市への臨時交付金限度額は5億5000万円。20年度補正予算案ではコロナ対策に11事業、総額4億500万円を計上した。

 主な事業は、経営に深刻な打撃を受けながら支援金の対象外だった業種・業態への支援拡充。昨年12月以降の1カ月の売り上げが前年同月比30%以上減少したことなどを条件に、市内の路線バス、タクシー、自動車代行をはじめ、中小企業、小規模事業者向けの各支援制度を創設。苫小牧港発着の定期航路を有するフェリー会社の感染対策などに対しても、250万円を上限に補助する。市内高齢者施設には1施設につき20万円を支給する。

 救急車で感染疑いのある患者を搬送する際に使う装置「ポータブルアイソレータ」の導入費も計上。2次感染防止などを目的に6台を導入予定で1200万円を充てた。

 ごみ収集やイベント開催、学校給食の配膳などの感染予防対策への関連経費も盛った。

 21年度補正予算案は計上する内容を調整中で、18日に開会する市議会定例会に提案する。同予算案に盛り込む予定のプレミアム付き商品券事業は、昨年9月に発行したのと同様、割増率20%の一般商品券と同60%の飲食店・地元店限定で使えるとまチケの2種類を想定。福原功副市長は「予算規模が明確ではないので、発行冊数などは流動的」とし、実施時期も「全道、市内の感染状況を見て検討したい」と述べ、現時点では明らかにしなかった。

 この他、▽スポーツ大会への感染防止対策費用の一部助成事業▽コロナ対策に伴う店舗改装費補助事業▽飲食店などへの上下水道料金支援▽「ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた「ワーケーション」の拠点構築事業―などを検討している。

国の3次補正に関連した主なコロナ対策事業(2020年度補正分)

・公共交通事業者等支援事業

路線バス、タクシー、運転代行業者の感染防災対策と事業継続を支える給付金支給(3~5月申請)

・高齢者施設等支援事業

高齢者福祉施設などに1施設20万円の支援金(3~6月申請)

・ごみ処理感染防止対策強化事業

業者の収集が困難な場合に市が支援できるよう感染症防護キットを整備(2月下旬発注、3月下旬納品)

・事業継続支援事業

昨年12月~今年3月の間、1カ月の売り上げが前年同月比30%以上減少した地元の中小・小規模事業者に10万円支給(申請期間2月下旬~5月末)

・フェリー事業者感染防止対策等支援事業

フェリー事業者の感染対策や需要喚起策に上限250万円補助(3月以降に申請開始)

・市庁舎感染防止対策事業

庁舎内のトイレの手洗い場を非接触型自動水栓に交換(3月発注、4月以降取り替え)

・コミュニティ施設感染防止対策事業

まちなか交流センター(ココトマ)に除菌機能付き空気清浄機設置(5月利用開始)

・イベント用感染防止対策備品整備事業

イベント開催時の検温機器の整備(3月購入、4月下旬納品)

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