苫小牧沿岸のニシン漁が徐々に本格化している。3日に刺し網漁の水揚げが始まり、現在は漁船4隻で操業している。漁獲量は1日当たり100キロ前後だが、ピカピカに輝く銀鱗(ぎんりん)が漁港に春の訪れを告げようとしている。
苫小牧漁業協同組合のニシン刺し網漁は1月のみ禁漁。冬ホッキ漁に従事していなかったり、スケトウダラ漁の終了後に切り替えたりした漁業者が中心でカレイなどとの混獲も多い。「春告魚(はるつげうお)」の異名の通り例年、漁の最盛期は3、4月ごろ。
今年は3日に漁が始まり、1日当たりの水揚げ漁は多くて約140キロ。まだ漁獲のピークには程遠いが、体長約30センチの大ぶりな魚体もあり、市場の競りでも目を引く存在だ。1キロ当たりの卸売平均単価は約300円と高値で推移している。
苫小牧のニシン漁は2019年度が17・8トン、卸売平均単価171円に対し、20年度は43・2トン、同123円と好漁が続く。
苫小牧漁協は「日本海側では既にかなりの量が水揚げされている。苫小牧もこれからどんどん揚がる」と期待している。
















