新ひだか町静内花園の日蓮宗・法隆寺(野中栄修住職)で11日、無病息災や家内安全を祈る「星尊祭祈祷(きとう)会」が開かれ、修法師が頭から冷水をかぶる水行も行われた。
水行は煩悩を断ち、汚れを払って身を清める修行。法隆寺では1976年から行われている。自分以外の人々の災難を自ら引き受けるという意味もある。
この日は檀家や信徒、住民ら約200人が参拝。祈祷に先立ち、氷点下0・4度の気温の中、野中住職と弟子、札幌、北広島、三石の関係寺院からの5人が本堂前で経を唱えながら手おけに水をくみ、勢いよく水をかぶって心身を清めた。
この後、本堂で法要が行われ、今年一年の無病息災を祈願した。北広島・昌福寺の野中隆謙(りゅうけん)住職は「コロナの終息と皆さんが笑顔で過ごせるようにと、願いを込めて水行を行いました」と話していた。

















