来年度「スポーツ探検隊」実施 さまざまな競技体験 アビースポーツクラブ

来年度「スポーツ探検隊」実施 さまざまな競技体験 アビースポーツクラブ
プレ事業の体験会でミニバレー競技を楽しむ参加者

 安平町の総合型地域スポーツクラブ「NPO法人アビースポーツクラブ」が来年度から、バレーボールやラグビー、スケートなどさまざまな競技を体験できるプログラム「スポーツ探検隊」に乗り出す。町民にスポーツを楽しめる機会を定期的に設け、町全体のスポーツ普及を図る。13日にはプレ事業として遠浅小学校体育館でバレーボール体験会が開かれ、子どもから大人まで幅広い世代が競技の魅力に触れた。

 町内の小中学生、社会人の計34人が参加。地元バレーボール少年団の早来アクティブのスタッフと選手が講師を担当し、少年団が普段行っている練習の一部を体験してもらったほか、6チームに分かれてミニバレーのゲームを楽しんだ。

 初めて競技を経験する参加者も多く、会場内には世代の垣根を超えて笑顔が広がった。早来小5年の江戸翔太君(11)は「初めてだったので難しかったけれど、楽しかった。普段はサッカーをやっている。機会があればまたやりたい」と話した。

 指導に当たった早来アクティブの植村慎也監督は「意外と楽しそうにやってくれたのでよかった。バレーボールは手軽にできることを理解してもらえたら」と波及効果を期待した。

 同クラブは、遠方の子どもに対してはバスでの送迎を行うなど、地域柄の課題をクリアにしながらさまざまな競技を体験できる場を提供する考え。同クラブ事務局の鳥實裕弥さん(27)は「これをきっかけにして、スポーツの普及にもつなげていきたい。活動する場がないから町外に行く、小さな町だからできない―ということをなくしていけたら」と話していた。

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