苫小牧市は1月に施行した「市子どもを虐待から守る条例」を広く市民に知ってもらうため、2021年度にさまざまな事業を計画している。
児童虐待や地域の子育て支援などをテーマとしたシンポジウムの開催のほか、啓発用ステッカーや条例の内容を解説するリーフレットの作成などを検討している。子育てに理解のある市民を増やすための講座も予定し、まちぐるみで子どもを守り育てる機運の醸成を図る。
同条例は子どもの安全と健やかな成長が守られる社会の実現を目指し、昨年12月の市議会定例会で成立。児童虐待の早期発見や対応、未然防止のために市や市民、関係団体、保護者が果たすべき責務を明確に規定した。
市は条例の実効性を高めるため、啓発事業に加えて子育て支援講座の実施も計画。現代の子育て事情への理解を深め、子育て中の親を温かく見守る地域づくりを促す。子どもたちにも関わってもらう場面を設け、子ども自身が児童虐待に対する知識を得る機会にもしたい考えだ。
市は一連の事業費として、21年度一般会計予算案に約110万円を計上。市こども支援課は「子どもを虐待から守るためには市民一人ひとりの力が必要。条例について皆さんに知ってもらうため、さまざまな啓発事業を効果的に進めたい」と話している。
















