浦河町は、住民登録している外国人の増加を受け、外国人がより快適に暮らし、今後も町に住み続けたいと考えることができるよう、6月から在住外国人生活支援調査を実施する。
同町の1月末現在の住民登録外国人は全町民の2・5%に当たる302人。ほぼ1年前の2019年12月末から30人増加した。軽種馬牧場の調教などに当たるインド人が205人と全体の3分の2で、フィリピン人が46人、ベトナムやマレーシア、ネパール人がそれぞれ8~9人、インドネシアや中国人が3~5人。オーストラリアなど13カ国の人々が住民登録している。
町は、ごみの分別や交通ルールの周知、病気・けがなど緊急時の医療機関の紹介や同行など生活支援とニーズを調査する。委託事業により英語やヒンディー語による電話、面談の相談対応を予定している。
また日本語教室の開催や町民有志で発足した日印友好協会との連携、食を通じた町民との交流やインドで盛んなクリケットなどのイベントも検討する。
町によると、家族で暮らす在住外国人のうち今年中に5、6人が出産する予定という。現状は単身で生活している外国人が多いが、今後は小中学生などのいる家庭が移住することも想定し、教育現場の環境整備も視野に入れている。

















