神奈川から女子生徒 鵡川高で1年間学校生活  21年度「地域みらい留学365」  町と首都圏をつなぐ懸け橋に

神奈川から女子生徒 鵡川高で1年間学校生活  21年度「地域みらい留学365」  町と首都圏をつなぐ懸け橋に

 鵡川高校(三村素道校長)は来年度、道外都市部の高校生を受け入れる「地域みらい留学365」の取り組みで、神奈川県の女子生徒1人を受け入れることを明らかにした。留学期間は1年間。第2学年に入り、在校生と学校生活を送ってもらう。

 地域留学は、内閣府による「高校魅力化支援事業」の一つ。全国の都市部から高校2年生を対象に1年間の留学を受け入れるといった学校のブランド価値を付けることで、高校の魅力化や将来的なUIJターン、関係人口の拡大など新しい人の流れをつくるのが狙い。全国で12校が指定されており、道内では鵡川高のほか、上川管内の幌加内高、オホーツク管内の斜里高が受け入れ校となっている。今年度から5年間は国の補助を受けられる。

 鵡川高では昨年12月に募集を行った際に、1人の応募があった。今回留学で来る女子生徒は神奈川県に在住。学校法人角川ドワンゴ学園N高校(本校沖縄県うるま市)の東京都内にあるキャンパスに通っており、留学期間中は新設された野球部の寮で生活しながら、1年間を同校で在学生と共に地域の魅力を学ぶ授業などに励み、3年時に戻る。

 この間、同校ではむかわ町や関係団体らと連携して留学生を全面的にバックアップする考えだ。三村校長は「鵡川高校や地域のことを全国に発信し、むかわ町と首都圏をつなぐ懸け橋になってもらえたら」と期待感を示した。

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