苫小牧市はこのほど、市民会館でゲートキーパー養成講座フォローアップ研修を開いた。約100人が受講し、不安を抱えた人に対する関わり方をテーマにした講話に耳を傾けた。
ゲートキーパーは自殺につながる危険な兆候を事前に察知し、適切な対応ができる人材。研修はスキルアップを目的に企画した。
講師は、苫小牧緑ケ丘病院の心理療法士高橋朋康さん。精神面に問題を抱えている人は、自分の精神的な問題に気付けないことが多いため「周囲の人がサインに気付くことが大事」と伝えた。自殺を考えている人が自ら助けを求めることは少ないが「サインに気付けなかったことで、周囲の人が責められるようなことは絶対にあってはならない」と「ケアする側」へのケアも必要なことを強調した。
うつ病については、治る病気であることや、回復に時間を要し、休息が必要であることなどを説明した。
また、市健康こども部健康支援課の職員が市内の自殺者は増減を繰り返していることや、40~50代男性の働く世代に多いこと、仕事の悩みからうつ病になるなど、傾向や現状について解説。ゲートキーパー養成のほか、セルフメンタルチェックなど自殺防止に向けた市の取り組みを紹介した。
















