自民党道連の新会長人事が難航している。2月24日に続き、本道選出の衆参国会議員(11人)でつくる党北海道ブロック両院議員会(通称代議士会)を3日、東京都内で再び開いたものの、結論はまたも持ち越しに。新会長には会長代行の武部新衆院議員と高橋はるみ参院議員が意欲を示しているが、党内勢力がほぼ二分し、折衷案として再登板となる伊東良孝衆院議員を推す声も出た。10月までに衆院解散・総選挙が控える中、迷走状態に入っている。
東京五輪・パラリンピック組織委員会会長就任のため道連会長を辞任・離党した橋本聖子前五輪相の後任を選ぶ人事は、2月下旬から始動。武部氏が自薦で、高橋氏が他薦で意欲を示して一騎打ちの様相を呈したが、両氏を支持する国会議員の勢力が二分。道連幹部によると、武部氏を推す国会議員は二階派、細田派の一部、岸田派の6人に対し、高橋氏を支持するのは麻生派、細田派の一部、竹下派の5人とほぼ拮抗(きっこう)している。
「どちらが勝っても1票差」(道連幹部)で、党内運営が不安定になるため、一本化へ向けて武部、高橋両氏が水面下で話し合ったものの、物別れに。非公開で開催した3日の両院議員会では、折衷案として2度目の登板となる伊東氏を推す声が上がったが、結論は出なかった。
混迷する会長人事の背景には、2019年の道知事選の候補者選びから始まった道連内の権力闘争がある。鈴木直道知事を誕生させた吉川貴盛元農水相(収賄罪で在宅起訴、議員辞職)に近いグループと、当時、国土交通省官僚を候補に推した「反吉川」勢力のせめぎ合い。総選挙を控え、「反吉川」勢力が多い道議の間では「選挙の顔」として高橋氏を推す声も高まっており、終着点を見いだせない状態が続いている。
















